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HOME > ガンステッド・カイロプラクティックの効果 > 新生児からの健康維持(小児喘息、自閉症、ADD、ADHD、夜鳴きなど)
本ページ内容は、米国アリゾナ州フェニックス日本人向け雑誌「オアシス」に掲載されたコラムを許可を得て転載しています。テーマ以外のことも多く書かれていますが、松久先生の人柄も皆さんに良くわかっていただきたいと考え、小見出しを付け加える以外はそのまま掲載しました。
アメリカでは生まれたばかりの赤ちゃんが健やかに成育することを願って、親御さんがカイロプラクティックに連れてくることが一般的に見受けられます。(編集者注)
カイロプラクティックは生まれたての赤ちゃんから亡くなる前のお年寄りまで、すべての人に夢と希望を提供します。特に子供においては病気になる根本的な原因を早期に見出し、それを除去してやることが将来の健康に大きく寄与するわけです。
人間は分娩時、自然排出が困難で、どうしても第三者の手助けを必要とします。新生児が産道から出る際、その頭を第三者が強く引っ張ります。この瞬間が新生児にとって最も危険なときなのです。
ここで、新生児が誕生する瞬間を想像してみてください。頭の先が見え、その体を取り出すために人の手でその頭をつかみ、それを大きく捻り出そうとします。この捻るという操作が危ないのです。
新生児も出産時には大人と同様に確立した背骨を有します。頭が捻られると、その一番上に位置する頭の直下の骨(第一頚椎・環椎)、そしてその上に乗っている頭の骨(後頭骨)の二つの骨が大きな影響を受け、本来のあるべき位置からずれてしまうわけです。
重要なことは、この背骨の中に体のすべてを統括する脊髄神経が走っていることです。骨のずれにより大事な脊髄神経が圧迫されてしまうのです。
脊髄のこの部分には人間が生きるために必要な神経が充満されており、その圧迫は当人の健康に多大な悪影響を及ぼすわけです。それらの疾患・症状のうち、最も重篤なものとして乳幼児突然死症候群 (SIDS) があると言われています。
また、小児喘息、自閉症、ADD、ADHD、夜鳴き、また病気に対する抵抗性低下(病気にかかりやすい)、さらには、将来の病気予備軍となるわけです。
また、新生児においては母体の中でかなり窮屈な姿勢であるために、背骨の土台である仙骨の一部がずれることがしばしばあるようです。このずれがあると、上記の疾患、病気に加え、夜尿症が大きな問題として危惧されます。小児喘息もこの骨のずれによる重大な疾患です。
ですから、出産直後、小児の時期から、正しいカイロプラクティックを受け、この脊髄神経の圧迫を検査、除去していくことは、新生児、小児の将来の健康のために必要不可欠なことなのです。
人々は今まで、現代西洋医学がすべて正しいという固定概念に縛られてきました。確かに、それが必要な場面もしばしばあります。しかしながら・・・
こんなにも原因不明の病気が多いのはなぜでしょう。治療困難な疾患が多いのはなぜでしょう。小児が専門の医療機関にかかってもしばしばよくならないのはなぜでしょう。
それらは、医師たちが、人間の健康で最も重要な側面、それは背骨における神経の圧迫、を無視してきたからなのです。今後は、この新しい概念が重要な医療になってくることは間違いありません。
新生児、小児は、何が自分の健康に重要かがわかりません。だからこそ、親がその責任を負うのだと考えます。今こそ、子供に夢あふれる将来を与えてやるべきです。世の中に、病気に打ち勝つ、そして病気にならない多くの未来戦士をつくるのです。
∗米国アリゾナ州フェニックス日本人向け月刊雑誌「オアシス」に書かれた松久医師のコラムより