慢性関節リウマチや膠原病、そして大敵、癌

手や全身の関節のリウマチや膠原病は、自己免疫疾患として、やっかいな病気とされています。

現代西洋医学でも、有力な治療法は見つかっておらず、関節に起こる炎症をいかに特異的に抑えるかといった、薬剤療法が主流となっており、症状が強いものに対しては、滑膜切除術や人工関節手術が行われています。

リウマチや膠原病の正体

これらリウマチや膠原病の正体は、自分の体の組織を自分の血液中の免疫細胞が攻撃してしまう、という恐ろしい無秩序な世界です。自分を自分で敵とみなして、攻撃してしまうわけです。

これは、体の中で、なにが、いったい、どうなってしまっているのでしょうか。

正常な体では、脳から正常な指令が、背骨の神経を通って、手足の関節に送られます。何が味方で、何が敵なのか、いつ協力し、いつ排除するのか、といった大切な指令が送られるのです。また、逆に、手足の関節からは、脳に向け、背骨の神経を通して、その状態を知らせているのです。

この脳から関節への指令、もしくは、関節から脳への情報に、狂いが生じた場合は、どうなってしまうでしょうか。わかりやすい例として、団体スポーツの監督と選手たちの伝達に狂いがあれば、良い結果が出ないのと同じです。良い例ではありませんが、戦争の隊長の指令が伝わらない、または、部隊の状態がつかめない、状態といえます。

こうして、体の中で、伝達の狂いが生じてしまうと、異常な状態が生まれてしまいます。これが、症状、疾患なのです。リウマチや膠原病は、この代表的な例といえます。

癌の正体

癌についても同じことが言えます。

悪い細胞(癌細胞)が生まれると、瞬発的に、その情報が脳に伝わり、脳から血液中の免疫細胞に、攻撃して消去させる指令が出されます。もっと、細かく言えば、癌を発現する遺伝子に、出番がないようにしておく指令を脳が細胞に送るのです。脳からの指令に狂いがあると、悪い遺伝子が、誤って活躍する機会が与えられてしまうのです。

癌に関しては、私の行うガンステッドカイロプラクティックは、少なくとも、痛みの軽減と日常生活能力の改善をもたらし、生きる質を向上させます。

脳と体中をつなぐ背骨の神経が、本当に本当に重要なのです。