働き盛りの男性を大変悩ませる疾患が、痛風や腎結石(尿管結石)です。
痛風は、突然、足の親指の付け根の部分に、激痛を起こし、結石は、背部に激痛を起こします。痛みの正体は、赤く腫れ上がる強烈な炎症ですが、これは、血液中の尿酸値が異常に上昇することにより引き起こされます。結石では、石が管を閉塞することにより痛みを起こします。
医学的な考えですが、痛風に対しては、赤色肉やアルコールの摂取を減らし、運動する必要であると指導されます。結石に対しては、コレステロールの摂取を控えるよう指導されます。もちろん、これらの考えは正しいのですが、より重要なことがあります。
それは、尿酸やコレステロールを血液中で代謝(コントロール)する体の機能を改善してやることです。
これらの代謝には、肝臓や腎臓が大きな役割を果たしますが、背骨のある一定の部位に、神経治癒力の流れの異常があると、それら神経に関与する内臓臓器の機能を下げてしまうわけです。
ですから、背骨における神経治癒力の流れを改善させることにより、内蔵機能を改善させ、それが結果的に、コレステロールや尿酸の値を正常化もしくは改善させるのです。
薬の治療を始める前に、ぜひとも、背骨をチェックしてください。それでも良くならない場合は、薬の治療が必要になるかもしれません。
腎結石(尿管結石)では、通常、背骨の腰の上の部分(第11、もしくは第12胸椎)に問題が見られます。
おもしろいことに、ここを修正してやると、修正後、48時間以内に、勝手に石が尿と一緒に体外に出てしまうという現象が起きます。もちろん、100%で起こりませんが、かなりの確率で起こるようです。
私の患者さんでも、この部位を治療することにより、自然に石の排出がみられています。