本ページ内容は、米国アリゾナ州フェニックス日本人向け雑誌「オアシス」に掲載されたコラムを許可を得て転載しています。テーマ以外のことも多く書かれていますが、松久先生の人柄も皆さんに良くわかっていただきたいと考え、小見出しを付け加える以外はそのまま掲載しました。
朝起きると頭が痛くてしょうがない、忙しくなったりストレスが増えると頭痛が起こる、疲労によって頭ががんがんする、また、気候、環境の変化によって頭が痛くなる、などの悩みをもつ方が多いようです。
頭痛というものは大変苦痛なもので、精神的な穏やかさ、安定、または集中力を阻害します。この頭痛がなかったらどんなに素晴らしいだろう、とその悲劇を嘆き悲しんだりします。
頭痛には医学的に多くの種類が存在します。代表的なものとして、最も身近な偏頭痛があります。これは何かの事柄が引き金になって起こる血管拍動性(心臓の動きにあわせて“ズキンズキン”とするもの)の痛みを特徴とします。
これがひどくなると、群発性頭痛といった名前がつき、目の奥には強い拍動性の痛みを訴え、夜も眠れない苦痛を訴えたりするわけです。
他にも、筋収縮性のものや女性の生理に関連したものなど、多くの分類がなされています。
現代西洋医学の考え方では、鎮痛剤や血管作用性の薬を飲むことにより症状を押さえ込もうとします。確かに、我慢の出来ないひどい頭痛では、鎮痛剤は一時的には功を奏することは確かです。
このような理由で、頭痛持ちの人の殆どが薬の常用者となってしまうのです。
しかし、ここで考えてみてください。
この後の残りの人生すべての時間を薬に頼るのですか? どんなに良い薬であっても、それらは化学的に合成されたもので本来の自然のものではないために、生まれながらに完全な自然治癒力をもって生まれた人間の身体には大小の毒性をもっています。つまり、薬で解決しようとするのは、将来のご自分の健康を考えた場合、副作用という非常な危険を秘めているわけです。
そこで私は、人間の本来の自然治癒力を重視した自然療法を是非試されることを強くお勧めいたします。
脳腫瘍や感染症による頭痛を除いて、殆どの頭痛が脊椎のどこかで微妙な骨のずれ(サブラクセーション)により、神経の圧迫を生じています。
多くの場合、頭の下や頚椎(首)の部位に神経の圧迫がみつかりますが、生理に関連したものでは腰椎(腰)の部位にしばしばみつけられます。それらのサブラクセーション(骨のずれ)による神経の圧迫により、殆どの頭痛の症状が起きていると考えて間違いありません。
私の行うガンステッドカイロプラクティックでは、90%の頭痛が治癒、軽快するとされています。薬で表面的に症状をカバーするのではなく、この頭痛の真の原因を探し、それを除去してやらなければなりません。
いつも私が強調することですが、医師、病院に通って治らない、といって諦めてはなりません。ガンステッドカイロプラクティックこそが、このような人々に本当の希望を与えられるのです。
カイロプラクティックはすべての症状に有効ですが、今回は頭痛に限っていえば、頭痛とさよならするためには、まず、カイロプラクティック(ガンステッドカイロプラクティックが最も効果的と考えます)で神経の圧迫を除去してやり、その上で、生活環境、食生活を改善することがベストであるといえるでしょう。
Good Bye, Your Headache!
∗米国アリゾナ州フェニックス日本人向け月刊雑誌「オアシス」に書かれた松久医師のコラムより