脳性小児麻痺などの先天性疾患でも諦めないで

現在の現代西洋医学においては、脳性小児麻痺などの先天性疾患に対しては、特に有効な治療法はなく、主に、症状の悪化を最小にするため、もしくは、少しでも日常生活機能を向上させるためのリハビリテーションが行われます。

先天性小児疾患とは、つまり、生まれながらにしてもつ異常のことをいいますが、母体のなかで臍帯が首を巻き込んでいたり、出産時に首が締め付けられることにより、脳が虚血状態になることや、首の上の部分(上位頚椎)が異常を起こすことにより起こる可能性があります。

カイロプラクティック治療と脳性小児麻痺

こういった麻痺を患った小児や大人を診ると、多くの場合、この首の上に異常が見出されます。主には、第一頚椎が歪んでおり、これが、脳や脊髄神経へ行く血流を阻害したり、直接、神経を圧迫もしくは悪い刺激をしている場合があるのです。

ですから、このような先天性疾患をもつ場合、背骨、とくに首の上の部分を詳しく調べる必要性とメリットがあるわけです。医学的には、大きく改善または治癒することは難しいとされますが、この根本的な原因を正してやることにより、大きな可能性を得るのです。

神経の流れを回復させ自然治癒力の可能性を高める

私のアメリカでの患者さんでも、成人になった脳性小児麻痺やダウン症候群のかたがいらっしゃいました。ダウン症候群のように染色体異常という遺伝性疾患であっても、背骨の神経を正し、本来あるべき神経の自然治癒力を最大限に出させることにより、無限の可能性が作り出されるのです。

5年前より、東京でガンステッドカイロプラクティックの国際セミナーを開催していますが、当初、ハイハイしかできなかった女の子が、ガンステッドカイロプラクティックの治療により、今では、ぎこちなさは残るものの、元気に運動会で走れるようになっています。私の求める素晴らしい笑顔を見られています。

本来生まれ持った神経自然治癒力を最大限に回復させることにより、患者さん本人の人生だけでなく、その家族や周囲の人の人生も大きく変えます。そこに、夢と希望を作り出すのです。